SN Biotech Co.,Ltd.

Functional Ingredients

水溶性
酵素反応により糖鎖が付加された構造を持ち、従来のルチンと比べて水への溶解性が大幅に向上しています。
高い生物学的利用率
腸内での吸収に適した構造へと改良されており、体内での吸収効率と利用率が向上した機能性ルチンです。
低い安定性
抗酸化活性を維持しつつ一定の物理・化学的安定性は向上していますが、時間の経過に伴い安定性が低下しやすい点が短所です。
風味への影響が少ない
ルチン特有の苦味や香りが軽減されており、製品の官能特性(風味・香味)への影響を最小限に抑えます。

概要

ルチンは、ケルセチン-3-O-ルチノシド(quercetin-3-O-rutinoside)構造を有する天然フラボノイドで、ケルセチンにグルコースとラムノースの2つの糖が結合した配糖体です。
抗酸化をはじめとする生理活性に優れる一方で、水溶性が低く、体内吸収率が限定的である点が課題とされています。
これらの課題を克服するために開発されたのが、酵素処理ルチン(Enzymatically Modified Rutin, EMR)です。
特定の酵素反応によりルチン分子に追加のグルコース鎖を付加することで、水溶性・安定性・生物学的利用率を同時に向上させた高機能性素材となっています。
本原料は グルコシルルチン(Glucosyl Rutin) としても知られています。

製造方法

EMR(酵素処理ルチン)は、Sophora japonica(エンジュ/槐)から抽出された天然由来のルチンを原料として使用しています。
特定の酵素を用いた酵素反応により、ルチン分子に分岐型の糖鎖を付加することで、水への溶解性を大幅に向上させています。
この製造プロセスは、ルチン本来の機能性を維持しながら、さまざまな製剤・用途への応用性(適用範囲)を拡大することを目的とした技術です。

ルチン vs 酵素処理ルチン(EMR)の特性比較表

特性比較表
種類 ルチン 酵素処理ルチン(EMR)
含有量 - 98%以上
色調 - 黄色〜淡褐色(yellow〜light brown)
水溶性 低い 高い(100倍以上)
吸収率 低い 腸内での吸収が良好
味の特徴 やや苦味あり まろやかで安定した風味
適用範囲 一部の食品に限定 抗酸化剤(食品添加物・保存料)
機能性サプリメント
飲料・化粧品原料 など